冬の花火は夏よりきれいなの?
冬の花火は夏よりキレイって言われてますが、その理由について説明していきたいと思います。夏には暖められた空気が光の屈折を起こしやすくなります。その為遠くの景色が見にくくなるなどの現象が起こります。逆に冬には冷たい空気なので、光の屈折が起こりにくく、キレイな花火が見られます。次に、空気中のホコリや塵などがあります。春から夏にかけて、大陸から黄砂などが運ばれてきており、空気中にホコリや塵が漂っています。上空は空気の流れも弱いのでホコリや塵が流れていきません。なので冬は偏西風など強い空気の流れがあり、空気中のホコリや塵などが風で運ばれていくので夏よりも澄んだ空気になります。
なぜ冬に花火がすくないのか
なぜ日本では冬に花火をすることが少ないのでしょうか。考えられる理由をいくつかあげてみました。
まず一つ目は当たり前ですが、寒いという事です。日本の花火大会は世界的に見ても比較的に長いと言われています。その理由は別のページで説明していますのでそちらを参照ください。なので、冬の寒空に何時間も外でじっとしていられないというのがあると思います。
次に、寒さと関係もありますが、寒くて人が見に来ない、となると経済効果が期待できないというのも理由の一つではないかと思います。花火大会もお金のかかる事ですので。
次に夏に花火が多い理由になりますが、昔から日本では夏場に花火が行われてきましたが、江戸時代の頃から、川開きや、なくなった方への供養や悪霊退散を祈って使われたそうです。お盆の時に送り火、迎え火などと同じように夏にかけて行われた名残で夏場に多い様です。