割物
割物は星を割火薬で四方八方に飛ばす打上花火です。花火大会などで一番よく見かけるタイプの花火になると思います。割物の中でも様々な種類がありますので紹介して行きたいと思います。
菊
打ち上げられて花が開くときに中心から尾を引いて丸く咲く花火を【菊】または【引】といいます。
牡丹
菊とは違い、星が尾を引かずに開く花火の事を【牡丹】と言います。
芯入
菊などの花火の中心に一つ芯がある花火を【芯入】と言います。二重の芯は八重芯といい、三重の芯入りは【三重芯】と言い、さらに増していきます。増していくほど作りが難しくなっていきます。
型物
ＵＦＯ型やハート型、ヒマワリや笑顔など色々な形で楽しませてくれる花火の事を【型物】と呼びます。
冠菊
大きく開いた花火の星が尾を引いて垂れる花火です。童女の髪型【禿(かむろ)】から名前が付けられたようです。
椰子
椰子の葉っぱの様に花を咲かせます。
ぽか物
【ぽか物】とは、打ち上げられた玉が上空でぽかっと割れて色々な物を放出する打上花火の事です。
柳
星が群れをなして、尾を引いて垂れ下がる花火の事を【柳】と言います。
蜂・分砲
音を発しながら不規則な回転をする花火を【蜂】、沢山の星が交差するように開くものを【分砲】と言います。
花雷
運動会やお祭りの合図の号砲花火などが【花雷】に分類されます。
半割物
打ち上げられた玉が上空で開き、中に入っていた沢山の小さな玉が時間差で開きます。
千輪菊
大きい玉の中に小さな玉をいくつも入れて、上空で大きな玉が割れて小さな玉を四方八方に飛ばして時間差で小さな玉が割れていくつもの花火を一斉に咲かせる花火です。
